ばばまわし

トランプゲーム「ばばまわし」について。

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「ばばまわし」とは・・・

トランプゲームの1つ。

ジョーカー1枚を加えた53枚のカードを使う。
隣の人の手札からカードを引き、同じ数が揃えば場に表を向けて捨てる。
手札が無くなれば勝ち。
最後まで手札が残る、つまりジョーカー(ばば)を最後に持っていた人が負け。

 
「ばば抜き」と一般に呼ばれているゲームのことです。

なぜ「ばば抜き」ではなく「ばばまわし」なのか

私は「ばばまわし」こそ正式名称だと思っているのですが。
少なくとも私の家族では「ばばまわし」が標準です。

しかし世間一般では「ばば抜き」が標準。
インターネットで調べても、「ばばまわし」でヒットするのは自分のサイト関連ばかり。
県外で「ばばまわし」賛同者はいまだに見つかっていません。
・・・というか、県内にもいるのかどうか。

起源を探る

「ばばまわし(ばば抜き)」の元は、外国で「Old Maid」と呼ばれるゲームらしいです。
4枚あるクィーン(12)のカードから1枚を除いた51枚のカードで遊ぶ。
ルールは同じ。ジョーカー(ばば)ではなく、クィーンが手札に残った人が負け。
場に捨てる時は裏を向けて出すので、最後までどのクィーンが残るか分からない。

「じじ抜き」と呼ばれるゲームに似ているが、微妙に違う。
こちらはジョーカー2枚を加えた54枚から1枚を除いた53枚で遊ばれる。
場に捨てる時は表を向けて出す。最後までどのカードが抜かれたのか分からない。
ちなみに我が家ではこのゲームこそが「ばば抜き」だと主張されている。

日本で一般的に遊ばれている「ばば抜き」は和製ゲームらしい。
そもそもジョーカーを作ったのも日本みたいだし。
「ばば」というのは「Old Maid」の直訳「おばさん」からきているのだとか。

「ばば」はまわる

「じじ抜き」が54枚から1枚除いて遊ぶゲームなのだから、
「ばば抜き」というからにはカードを除いて遊ぶカードであるべきだとは思いませんか?
「Old Maid」はクィーンを1枚抜くのだから、このゲームこそが「ばば抜き」と呼ぶに相応しい。
ということは、ジョーカーを加えた53枚で遊ぶ、一般に「ばば抜き」と呼ばれているゲームは、
「ばばまわし」と呼べばいいじゃないですか。

それにゲーム中、「ばば」は皆の手札をまわっているじゃないですか。
やっぱり「ばばまわし」なんだって!

整理すると・・・

使うカード ばば 現在の一般的名称 これからの名称
51枚
(52枚−クィーン1枚)
クィーンのいずれか Old Maid
(和訳なし?)
ばば抜き
53枚
(52枚+ジョーカー2枚−1枚)
抜いたカードと同じ
番号のいずれか
じじ抜き じじ抜き
53枚
(52枚+ジョーカー1枚)
ジョーカー ばば抜き ばばまわし

ということで。

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